乳酸菌で病気予防

乳酸菌を摂るベストタイミングは

胃腸の状態を考えてみましょう

乳酸菌を摂るベストタイミングを考えるには、受け入れる側の胃腸の状態を知っておく必要があります。
口から摂取した物は胃の中で胃酸によって分解されたのちに腸内に消化吸収されることになります。
胃の中の胃酸は、空腹時には胃酸を多く分泌していますが、食事を摂取して分解すると胃酸の分泌は減少します。
さらに腸が最も活発に働く時間帯は食事をしてから約3時間の間と夜の22時から翌日の2時までの4時間の二つの時間帯であるといわれています。
この腸の活発な時間帯を詳しく見てみましょう。

  • 食後3時間
  •  腸が摂取したものを消化・吸収する最も適した時間帯であり、このときに腸の動きが悪いと栄養の吸収が不十分となり、消化されないものが腐敗物として腸内に残り、便利・下痢の原因となります。

  • 深夜の4時間(22時から2時)
  •  この時間帯は食べたものの排泄に関係する時間帯であり、食べたものが消化吸収されて残ったものを、肛門までゆっくりと排泄している時間です。
    夕食後3時間ほど経って胃腸の中が空になるとモチリンと呼ばれるペプチドホルモンが分泌され、腸管運動を促進させます。

    さらに、モチリンは消化酵素と消化管ホルモンの分泌を促し、胃腸の中を掃除して朝の食事の受け入れ準備を行います。
    我々が寝ている間にモチリンによって腸は一定の動きをしながら働いているのです。
    まさしく、この時間帯は腸にとってのゴールデンタイムであり、消化吸収から排泄までの機能までを担っているわけです。
    さらにこの時間帯は副交神経が活発化することにより、自律神経のバランスを調整する時間帯でもあります。
    睡眠という時間帯が便秘の解消にいかに大切であるかが理解できます。

    乳酸菌の摂取するタイミングとは

    乳酸菌を受け入れる胃腸の状態から判断すると次のようなタイミングで乳酸菌を摂取すると良いことがわかります。

  • 食後に摂取する
  • 乳酸菌の効果を出来るだけ最大限発揮するには、生きたまま腸内に到達させることですが、通常は摂取した90%以上が胃酸などの酸によって死滅してしまいます。
    しかし、このような死滅菌でも腸内で善玉菌の餌となって腸内環境の正常化に貢献します。
    なるべく乳酸菌を死滅させないで腸内に到達させたいのであれば、胃酸の分泌が弱まった食後に摂取するのが良いタイミングです。

  • 夕食後2時間たって摂取する(就寝前2時間ほど)
  • 腸のゴールデンタイムに合わせて、腸内に食べ物が少なく腸が活発に働くときに乳酸菌を摂取することによって、腸内環境の整備により効果を発揮します。
    さらに、このときにおすすめの食品はヨーグルトですが、ヨーグルトに含まれるカルシウムは寝ている間に作られる骨にとっての重要な栄養成分です。
    さらにカルシウムはストレス軽減効果もありますので、就寝前にヨーグルトを摂取するのがベストタイミングといえます。

  • 毎日同じ時間帯に摂取する
  • からだの毎日のリズムを維持するためにも、同じ時間帯に乳酸菌を摂取することが大切です。

乳酸菌をベストタイミングで摂取する時の注意点とは

このように、総合的にみると、夕食後、就寝前のタイミングが乳酸菌の摂取のベストタイミングであるといえます。
但し、この時間帯に乳酸菌を摂取する際に注意する点は多少の空腹感がある点です。
胃酸の分泌も多くなっている可能性がありますので、なるべく乳酸菌の死滅をおさえるためにも白湯を一杯飲んで胃酸を薄めてからヨーグルトなどの乳酸菌を少し温めて摂取するようにしてください。
水とか冷たい食品を寝る前に飲むとからだを冷やしますので、なるべく避けてください。
さらに、寝ている間の虫歯の発生を防ぐためにも、無糖のヨーグルトなどを摂取することをおすすめします。
最近の研究から、胃酸に強く生きたまま腸内に到達する乳酸菌も見つかっており、また、胃酸から乳酸菌も守る特殊加工されたサプリメントも販売されていますので、ぜひ試してください。