乳酸菌で病気予防

納豆菌は乳酸菌を助ける

納豆菌と乳酸菌と一緒にするとどうなりますか

腸内において納豆菌が乳酸菌の増殖を促進する働きがありますが、実際の研究結果から次のようなことがわかっています。

乳酸菌を単独で培養すると10倍ほど増加します。
しかし、乳酸菌と納豆菌を混合して培養したところ、乳酸菌が100倍に増殖したことが判明しました。
これは納豆菌の作りだす代謝物が乳酸菌の餌となって増殖を促すからであるといわれています。
乳酸菌は胃酸などの酸性に対する抵抗力が弱いため、摂取しても約9割が死滅しています。
しかし、納豆菌と一緒に摂取することによって、乳酸菌を大幅に増殖させ生きたまま腸内へ届ける菌を増やすことができれば、善玉菌を増殖し腸内環境を正常化することがより早く可能となります。
このことにより大腸がんの発症リスクも低減できます。
このように、納豆菌と乳酸菌を一緒にすることにより、納豆菌は乳酸菌の効果を驚くほど引き出し、その共生力が非常に高いことがわかります。

もちろん、納豆菌の生きたまま腸内へ届く力によって、腸内に元々住みついている乳酸菌の増殖も促進しますので、腸内環境の改善にはベストパートナーといえます。

納豆菌が乳酸菌を助けるベストの組み合わせの食事方法とは

納豆菌には一つだけ弱みがあります。
それは納豆菌が腸内細菌ではないため、長い間腸内に留まることができずに、7日ほどでからだの外へ排出されることです。
このことから、腸内環境を正常に維持する乳酸菌を助けるためには、納豆菌は継続的に摂取する必要があるのです。

納豆菌と乳酸菌のベストの組み合わせの食事としては納豆キムチをおすすめします。
日本と韓国の発酵食品の代表的な2つの食品を混ぜ合わせた納豆キムチは最高の組み合わせです。
理由は以下の5つです。

  1. 納豆に含まれるオリゴ糖と食物繊維が餌となり、キムチの植物性乳酸菌を増加させるため

  2. キムチに含まれる乳酸が、納豆のアンモニアを中和して独特の臭いを消すため

  3. キムチに含まれるカプサイシンが脂肪を燃焼するため

  4. 納豆とキムチの持っている整腸作用が倍増するため

  5. 調理の必要のない手軽な食事のため

納豆キムチを単独で食べるのも良いですが、チャーハンなどに加えるとか、冷奴にトッピングするのもおすすめの食べ方です。
キムチがどうしてもダメな人は代わりに水溶性食物繊維を多く含むネバネバ食材であるオクラ・モロヘイヤを使用しても大丈夫です。
水溶性食物繊維は善玉菌の餌となり腸内の老廃物を排泄します。
また、納豆だけを食べたあとにヨーグルトなどの乳酸菌食品、または乳酸菌サプリメントを摂取する方法もおすすめです。
このような納豆菌と乳酸菌の強い共生関係は、昔からの日本人の健康を維持してきた元でもあるのです。