乳酸菌で病気予防

乳酸菌で皮下脂肪対策

乳酸菌と肥満との関係とは

乳酸菌が内臓脂肪だけではなく、皮下脂肪を燃焼する効果があることがわかってきました。
その研究報告の経緯について紹介します。

  1. 腸内細菌叢(腸内フローラが肥満に影響している(2006年 ネーチャー誌)
  2. ワシントン大学のグループがダイエット中の肥満者の腸内細菌叢に変化があることと太ったマウスと痩せたマウスには異なる腸内細菌があり、その種類を利用すれば肥満の治療にも適応できる可能性があることも報告しています。
    そして、健康な子供のビフィズス菌は肥満の子供に比べて2倍含まれていることも発見しました。

  3. 腸内細菌叢には肥満型とやせ型が存在する (2009年 ネーチャー誌)
  4. 双子を対象に研究した結果、腸内細菌叢には肥満型とやせ型が存在することが報告されました。
    ちなみに、アメリカ人は肥満型の腸内細菌が多く、日本人はやせ型の腸内細菌が多いといわれています。

  5. 乳酸菌ガゼリ菌SP株に内臓脂肪・皮下脂肪削減効果がある(2009年 日本乳酸菌学会)
  6. 雪印乳業・日本ミルクコミュニティ・九州大学の共同研究によって、乳酸菌の中のガゼリ菌SP株に脂肪削減効果があることを発表しました。
    この研究では肥満の人87名をガゼリ菌投与グループと非投与グループに分けて、1日あたりヨーグルト200gを3ケ月摂取してもらいました。
    その結果、ガゼリ菌を投与されたグループでは皮下脂肪面積が3.3%、内臓脂肪量が4.6%減少して、さらに体重・BMI・腹回り・お尻周りも減少するという報告がありました。

      雪印乳業は以前より乳酸菌の脂肪燃焼効果について研究しており、その成果が実ったといえます。
    このように、乳酸菌が皮下脂肪削減に効果があることが判明し、商品として日常の食生活に取り入れることが可能となりました。
    もちろん、乳酸菌の摂取だけではなく規則的な生活習慣・適度な運動・脂っこい食事の制限・ストレスの解消などとともに皮下脂肪対策をすすめていくことが重要です。

    今後の乳酸菌研究への期待とは

    現在では、既存の乳製品企業だけではなく、製薬企業も乳酸菌による肥満防止食品・医薬品の開発に取り組んでいますので、さらに効果のある乳酸菌が発見されることも期待できます。
    今後は腸内環境の研究は微生物の集合体である腸内フローラの中の遺伝子群を解析するメタゲノム解析手法が主流となり、肥満と含む様々な疾病と腸内フローラとの関係がより詳細に判明して、効果のある乳酸菌を使った健康食品・医薬品の開発が進むことになることを期待します。