乳酸菌で病気予防

乳酸菌での花粉症対策

乳酸菌と花粉症の関係とは

日本において高血圧と並ぶ国民病といえる花粉症。
日本の人口の20%にあたる2000万人以上の方が花粉症に悩まされているといわれています。
今後もさらにこの数は増加するものと見込まれています。

一方、乳酸菌は1700年代に発見されてからその働きと健康効果に関する研究が進む中、1990年代にヨーロッパにおいて、乳酸菌が花粉症の症状を改善するという研究報告がされてから、乳酸菌と花粉症に関する研究が急速に拡大しました。
そして、2009年に日本のキリングループの研究所が花粉症の改善効果のある乳酸菌KW3110株(通称KW乳酸菌)を世界で初めて発見して話題となりました。
このようなアレルギーの一種である花粉症だけではなく、アレルギー反応によって起こるさまざまな症状の緩和に乳酸菌は効果があるということがわかってきました。

花粉症を改善するには、原因となるIgE抗体の産生を抑制し、Th1細胞とTh2細胞の働きのバランスを修復することであることがわかっています。
乳酸菌のなかでもIgE抗体の産生を抑えて、Th1細胞の作用を促進し、Th2細胞の作用を抑制する効果のある菌があると報告されました。
このような結果から、CMなどでも乳酸菌のアレルギー改善効果を宣伝文句として多くの商品が販売されるようになりました。

どのような乳酸菌が花粉症に効果があるのか

現在その効果が注目されている乳酸菌・ビフィズス菌をあげますので、参考にしてください。
  • フェカリス菌
  • 新しいタイプの乳酸菌であり、加熱によって死滅しても高い整腸作用があり、免役力アップに効果があることが報告されています。
    また、菌のサイズが小さいことから大量摂取によって腸内の微細な部分まで到達することにより花粉症の症状改善に効果があることも報告されています。

  • L-92乳酸菌
  • 人由来の乳酸菌であり、腸内に住みついている菌ですので発酵食品などには含まれていません。
    そして、L-92乳酸菌がTh2細胞の作用を抑制して花粉症を改善するという報告がされてから注目されました。
    その後、2013年のアレルギー学会において、L-92乳酸菌には抗アレルギー作用があることが発表され、花粉症をはじめとして成人・乳幼児のアトピー性皮膚炎・通年性アレルギー性鼻炎に対してL-92乳酸菌飲料による予防効果があることが証明されました。

  • KW乳酸菌
  • KW乳酸菌には花粉症の原因となるIgE抗体の産生を抑制し、Th1細胞とTh2細胞のバランスを修復して花粉症を改善する効果があることが報告されました。
    それ以外にも、腸内環境改善・免疫力アップにも高い効果をあらわし体質改善を促す乳酸菌として期待されています。

  • ビフィズス菌LKM512
  • 腸管にアレルゲンの侵入するのを防ぐ腸管バリア機能を回復する善玉物質を作りだす菌です。
    Th1細胞とTh2細胞のバランスを修復して成人アトピー性皮膚炎の症状を改善するという報告がされています。

  • 植物系ラクトバチルス乳酸菌
酒粕に含まれる乳酸菌であり、成人アトピー性皮膚炎の症状を緩和するという臨床試験結果が報告されています。

日本おける乳酸菌の研究は世界でも最先端であることから、今後もさらに効果のある乳酸菌が発見されることが期待されます。